住宅基礎外側保護材「ハウスシューズ」
「ハウスシューズ」は竹屋化学研究所が開発した、住宅基礎の外側を保護する工法です。
「既調合弾性ポリマーセメントモルタル」と「水性弾性アクリルシリコン塗料」を併用し、高耐候性・低汚染性・クラック追従性に優れています。住宅基礎仕上げで問題になっていた微細なクラックや基礎表面の汚染を防止し、基礎コンクリートの中性化を抑制することにより、基礎の耐久性をあげることができます。
※従来の基礎仕上げは打設した基礎コンクリートのジャンカやピンホール、打ち継ぎの段差をなくし、美観を整えるためにモルタルの刷毛引きで仕上げられていました。しかし、これでは基礎コンクリートの中性化を抑制したり、乾燥収縮による微細なクラックなどを防止することができません。加えてモルタル自体にクラックが発生したり、地面から水分を吸い上げて汚れたりしているのが実状です。
特徴
中性化抑制
基礎のコンクリートは空気中の二酸化炭素や酸性雨などによってアルカリ性から徐々に中性に変化し、中性化したコンクリートは劣化していきます。
「ハウスシューズ」にはこの中性化を抑制し、基礎コンクリートの耐久性を向上させる効果があります。
評価方法
モルタルテストピースの4×4×16cm硬化体を作成。4側面にハウスシューズアンダーフィラー(厚さ1mm)・トップコート(200g/m2)を塗布し、室温で3日間養生。屋外に暴露し6カ月後に硬化物を2分割し、断面にフェノールフタレイン液を塗布して中性化深さを測定。
白華防止・耐汚染性
従来のハケ引き仕上げの場合、地面から吸い上げる水分により「①シミによる変色」、「②セメントの白華現象(白い帯状の変色)」、「③泥汚れなどの付着」のような問題が発生します。これらは水洗いなどでは解決しません。
「ハウスシューズ」は地面からの吸い上げを防ぐことで解消します。
またシリコンの塗膜で覆われているため、表面に付着した汚れも水洗いで落としやすいです。
クラック追従性
従来のハケ引き仕上げでは基礎自体にクラックが入った場合に表層までクラックが発生しますが、弾性のアンダーフィラーを使うことによってクラックに追従するため、発生しにくくなっています。
円柱型の拘束試験
ゼロスパン試験
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試験項目 | 普通 モルタル |
一般的な 弾性塗料 |
アンダー フィラー 102 |
アンダー フィラー 202 |
アンダー フィラー 203 |
CTバリヤー | ラピット シューズ EM |
アンダー フィラー 多彩色 |
ひび割れ 状態 |
有 | 有 | 良好 | 良好 | 良好 | 良好 | 良好 | 良好 |
クラック 追従性 |
なし | △ | ◯ | ◎ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ |
耐候性試験
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試験項目 | アンダー フィラー 102 |
アンダー フィラー 202 |
アンダー フィラー 203 |
CTバリヤー | ラピット シューズ EM |
アンダー フィラー 多彩色 |
比重 | 1.3 | 1.3 | 1.2 | 1.2 | 1.4 | 1.5 |
透水量 [ml-24h] |
0.3 | 0.5 | 0.5 | 0.5 | 3.3 | 0.4 |
透湿度 [g/m2・24h] |
37 | 37 | 54 | 50 | 89 | 75 |
接着強度 [N/mm2] |
1.4 | 0.9 | 0.9 | 1.0 | 2.1 | 1.6 |
凍結融解 25cy[N/mm2] |
1.0 | 0.8 | 0.9 | 0.9 | 2.8 | 1.0 |
耐候性 | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | ◎ |
ラインナップ
下地処理剤
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分類 | 製品名 | 荷姿 | 入数 | 塗厚 | 施工面積 |
補修材 | クイックポイント (部分補修用) |
10kg入 | 0~5mm | 塗厚により変動 | |
リフェイス (全面補修用) |
20kg入 | 1~4mm | 約14m2/1mm厚 | ||
断熱材下地用 | リフェイスBI | 20kg入 | 1~4mm | 約14m2/1mm厚 | |
カチオンミラクル | 20kg入 | 0.7~1.0mm | 17~25m2 | ||
メッシュテープ | 50mm幅×90m巻 | - | - |
アンダーフィラー
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製品名 | 荷姿 | 施工例 | 1材/2材 | 入数 | 施工面積 | 施工道具 |
アンダーフィラー102 | 1材 | 12kg入 | 約18m2 | 砂骨ローラー | ||
アンダーフィラー201 [101からの切替品] |
2材 | 10kg入 | 約10m2 | コテ | ||
アンダーフィラー602 |
- | 2材 | 11.4kg入 | 約18m2 | 砂骨ローラー | |
アンダーフィラー202 | 2材 | 7.6kg入×2セット | 約18m2 | 砂骨ローラー | ||
アンダーフィラー203 | 2材 | 7kg入×1セット | 約18m2 | ウールローラー |
トップコート
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製品名 | 荷姿 | 施工見本 | 色 | 入数 | 容量 |
トップコート | グレー | 3kg入 | 缶入 約18m2 |
||
ダークグレー | |||||
ベージュ | |||||
ホワイト |
その他のラインナップ
ハウスシューズ多彩色シリーズ
「ハウスシューズ多彩色シリーズ」は、既調合弾性ポリマーセメントモルタルと水系弾性アクリルシリコン塗料を併用した住宅基礎の保護材です。ハウスシューズの性能はそのままに、見た目にもこだわった美しい仕上がりが特徴です。
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製品名 | 荷姿 | 色 | 入数 | 施工面積 | 施工道具 |
アンダーフィラー |
グレー、 ベージュ |
ケース・10kg入 (粉体3kg×2袋、 液体4kg×1袋) |
約10m2 | コテ | |
アンダーフィラー 多彩色 (細目砂骨ローラー用) |
グレー | ケース・8kg入 (粉体4kg・液体4kg) |
約18m2 | 細目砂骨ローラー | |
トップコート 多彩色 |
グレー、 ベージュ、 ロカグレー |
|
|
|
※トップコート多彩色はグレーのみ、砂骨ローラーでも施工可能です。
試験結果一覧
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項目 | ゼロスパン伸び 実厚 [mm] |
接着強度 [N/mm2] |
凍結融解 25cy [N/mm2] |
透湿度 [g/m2・24h] |
透水量 [ml/24h] |
実測値 | 0.85 | 1.49 | 2.12 | 77.8 | 0.52 |
※上記の数値および結果は、あくまでも試験における実測値です。
施工見本
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グレー | ベージュ | ロカグレー(新製品) |
PDF資料ダウンロード
ハウスシューズ多彩色ローラー用製品カタログ
ハウスシューズ多彩色ローラー用施工要領書
CTバリヤー
「CTバリヤー」は、弾性ポリマーセメントモルタルの持つ「クラック追従性」と「中性化抑制」に、水系アクリルシリコン塗料の持つ「高耐候性」・「低汚染性」、さらに防蟻性能を付加した住宅基礎の保護材です。
詳細は防蟻性能つき住宅基礎保護材「CTバリヤー」にてご確認願います。
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製品名 | 荷姿 | 入数 | 施工面積 | 施工道具 |
CTバリヤー | 7.6kg/缶 (粉体3.6kg・液体4kg) |
約9m2 (塗厚 約0.3~0.6mm) |
マスチックローラー (砂骨ローラー) |
ラピットシューズEM
「ラピットシューズEM」は、既調合弾性ポリマーセメントモルタルに着色材を配合した弾性カラーモルタルです。
住宅基礎表面の微細なクラックや汚染を軽減し、基礎コンクリートの中性化を抑制する効果があります。
また、ワンコートタイプのため作業時間も短縮することができます。
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製品名 | 荷姿 | 入数 | 施工面積 | 施工道具 |
ラピットシューズEM | 7.6kg×2セット (粉体3.6kg・液体4kg) |
約18m2 | 砂骨ローラー |
施工手順
土間コンクリートはハウスシューズと縁を切ることをお勧めします。収縮により、ハウスシューズに浮きが生じる可能性があります。
さらに基礎の内側には住宅基礎内側保護材「FBプロテクト」を施工することで、基礎を内外から保護することができます。
PDF資料ダウンロード
ハウスシューズ多彩色ローラー用製品カタログ
ハウスシューズ多彩色ローラー用施工要領書
ハウスシューズ・CTバリヤー・FBプロテクト注文書Excel版 ※クリックするとすぐダウンロードされます。
ハウスシューズ・CTバリヤー・FBプロテクト注文書PDF版