
酸化鉄を主成分とする色では、赤、黄、黒があります。耐光性、耐候性に優れ、色相の変化が見られないことが特長であり、顔料としての着色力、隠ぺい力、分散性などの物性においても優れています。
黒色酸化鉄(鉄黒)
黒色酸化鉄は磁鉄鉱として天然にも存在しマグネタイトと呼ばれる黒色の酸化鉄であり、Fe3O4またはFeOFe2O3で表されます。耐熱温度は180~400℃で茶色のガンマ酸化第二鉄に、500~600℃で赤色のアルファ酸化第二鉄に変化してしまいます。

黄色酸化鉄(黄鉄)
黄色酸化鉄は、ゲーサイトという鉱物が天然に存在し、FeOOHまたはFe2O3・H2Oで表される水酸化物です。オーカーとも呼ばれ、180℃近辺で比較的容易に水が離脱してFe2O3に変化します。

赤色酸化鉄(べんがら)
べんがらは、酸化第二鉄(Fe2O3)を主成分とする赤茶色の顔料であり、インドのベンガル地方から伝わった天然の酸化鉄系赤茶色顔料に由来するとされています。
色調は黄色から紫味にわたり、粒子の大きさによって決まっています。耐熱温度は約1200℃まで科学的に安定しています。


使用条件はありますが、塗料、インキ、ゴム、プラスチック、コンクリート、アスファルト、化粧品、紙などに使用されます。
BAYFERROX
無機顔料 生コンクリート着色用
PIGMENTS FOR PLASTICS
IRON OXIDE PIGMENTS
COLORED CONCRETE WORKS
酸化クロムはCr2O3の緑色の粉末で、粒子の大きさ、粒度分布などにより色目が変化し、一般的に粒径が小さいものが色目は明るくなり、また、粒径の小さいものの方が着色力があります。

着色剤としての用途
上記のように顔料として非常に優れているため、屋外、屋内を問わず、汎用塗料、耐熱、耐酸、耐アルカリ塗料、印刷インキ、セメント着色剤、陶磁器などに用いられています。
研磨剤としての用途
高温処理して粉砕したものは硬度が高いため、素材研磨、仕上げ研磨、金属研磨、精密研磨などに使用されています。
薫業としての用途
ガラスの着色剤として使用されているほか、高い融点と化学的にも非常に安定であることから、レンガなどの耐火物関係に使用されています。
ランクセス社(ドイツ)
酸化チタンは白色顔料としての着色分野のみでなく、微粒化して優れた紫外線遮へい機能を向上させたものもよく知られています。
この光触媒機能を生かし、脱臭・抗菌効果があるものなど用途は広がっております。環境対策用の素材としえすでに実用化されており、今後はこの機能性の分野において注目を集めていくことでしょう。

酸化チタンは代表的な白色顔料として、塗料・印刷インキ・化学繊維・製紙などの様々な分野にて広く使用されており、日頃見慣れている白色の車、白色の電化製品、白い紙などはまさに酸化チタンがもたらす白です。また、女性のファンデーションなどの化粧品にも使用されており、わたしたちの生活と密接に結びついているといっても過言ではありません。

多数社取り扱い
外観は粉状もしくは粒状の黒色の固体で、有機物(炭化水素)の不完全燃焼や、熱分解によって生成されます。

色、隠ぺい力、着色力、諸堅牢度に優れ、広い用途に使われています。
カーボンブラックの品種は一般的にゴム用、非ゴム用に大別され、さらに細分化されており、非ゴム用はカラー用、乾電池用、導電用といった用途で分かれています。
ゴム用は圧倒的に自動車のタイヤ向けでの用途が多くなっています。
非ゴム用のカラー用途は印刷インキ、塗料、プラスチックが主で、半分はプラスチックに使用されています。また、導電用途は近年伸びている分野で、電子部品搬送容器や複写機トナー、コネクター、導電性塗料などへとますます拡大しており、各メーカーも一番力を入れている分野です。
また、導電性カーボンも各種ラインナップがございます。


多数社取り扱い
ウルトラマリンと称され、古くから親しまれている鮮やかな青色顔料です。本来は青金石に含まれる天然の物質ですが、現在はその全てを人工的に製造しています。

印刷インキ・塗料・画材・合成樹脂などの着色にそのままの鮮やかな青色を生かして使用されるほかに、白色度・黒色度を向上させる効果があるため、ブルーイング材としても広く使用実績がございます。
青色のほかにバイオレット色、ローズ色、ピンク色に変性された群青は主に化粧品用途にて幅広く実用化されており、その安全性の高さも注目すべき点の一つです。
現在着色剤としての用途に留まらず、ほかの素材とハイブリッド化させることにより、新たな機能を持たせた群青の開発が進められております。

nubiola Nubiperf 耐酸性
nubiola ウルトラマリンブルーおよびバイオレット
Nubicoat ウルトラマリンブルー
NUBICEM