有機顔料

色調は黄から赤ですが、大部分は赤顔料です。
色が鮮明で着色力があり、耐溶媒性・耐熱性に優れています。耐光性は必ずしも強くはありませんが、有機赤顔料全体の生産量の大半を占めています。
（［参考文献］社団法人色材協会　第36回顔料入門講座　テキスト）

色調は黄・橙、赤から青で広範囲です。耐水性・耐酸性・耐アルカリ性は良好ですが、一般に耐溶剤性が弱いため、その弱点を改良したものが開発されています。
（［参考文献］社団法人色材協会「第36回顔料入門講座」テキスト）

不溶性アゾ顔料に比べ耐溶剤性・耐熱性・耐光性などが大幅に改善された顔料で、特にプラスチックでこの特徴が生かされます。
（［参考文献］社団法人色材協会「第36回顔料入門講座」テキスト）

色調は青から緑で鮮明な色です。優れた着色力があり、耐熱性・耐溶剤性・耐薬品性などの耐性も優れ幅広く用いられます。
（［参考文献］社団法人色材協会「第36回顔料入門講座」テキスト）

色調は黄から青まで広範囲で、耐候性・耐熱性・耐溶剤性に優れます。ただし、還元性の強い雰囲気では変色することがあるので注意が必要です。
（［参考文献］社団法人色材協会「第36回顔料入門講座」テキスト）

色調は橙から紫。
有機顔料の中では最高級の諸堅牢性を持つため、幅広く用いられています。
（［参考文献］社団法人色材協会「第36回顔料入門講座」テキスト）

色調は鮮明な紫で着色力が大きいです。
耐候性や耐熱性は比較的良好ですが、耐溶剤性はやや弱いです。
（［参考文献］社団法人色材協会「第36回顔料入門講座」テキスト）

色調は黄から赤、特に黄から橙は耐候性・耐熱性・対溶剤性に優れ幅広く用いられています。また鉛・カドミ顔料からの代替としての需要も多いです。
（［参考文献］社団法人色材協会「第36回顔料入門講座」テキスト）