代表取締役社長
尾関 竜太郎
創業100年を超えて
弊社の創業は1903年(明治36年)。現在の台東区駒形にて染料和漢薬問屋を開業したことから、その歴史が始まりました。以来、明治、大正、昭和、平成、令和と5つの時代を経て創業100年を超え、時代の変化に対応しながら、化学品と電子部品の専門商社として会社を継続してまいりました。長きにわたる弊社の歴史を支えていただいたお客さまには、深く感謝申し上げます。
100余年の歩みのなかには、歴史的な出来事はもちろんのこと、新たな材料の登場や産業・景気の移り変わりなど、さまざまな変化がありました。時代の波にもまれながらも、このように事業を継続してこられたのは、本業を大切にしながら、時代に合わせて変化する柔軟な姿勢を持ち続けてきたからこそと自負しております。
また、サプライヤーとの出会いにも恵まれました。単に商品を流通させるだけでなく、サプライヤーとともに、商品の開発や拡販に取り組み、新たな市場を創造してきたことは、現在の弊社を形作る大きな礎となっています。近年では財務基盤の安定に注力しながらも、サプライヤーとの協業により住宅資材の新たな工法普及でのマーケット拡大や、回路設計のみならず機構設計へもアプローチすべく金属切削加工部品の取扱を開始するなど、今もなお挑戦を続けています。
次の100年に向けて。
変えてはいけないもの、
変えなければいけないもの
時代に合わせて変化する柔軟な姿勢を持つ一方で、変わらず大切にしていることがあります。それは、社員一人ひとりが、お客さまの声なき声に耳をかたむけ、お客さまに選ばれるパートナーとして、信頼に応え続けることです。
卸売りの事業は、お客さま・サプライヤーあってこそのビジネスです。
弊社は「社員重視の信頼経営」の信条のもと、社員一人ひとりがお客さまと全身全霊で向き合い、信頼を裏切らないことを信念としています。だからこそ、長くお客さまにご愛顧いただいているものと信じております。
このような姿勢は、未来へ向かって続く「次の100年」に向けても変わりません。
松尾芭蕉が説いた俳諧の理念に「不易流行(ふえきりゅうこう)」という言葉があります。解釈には諸説ありますが、「いつまでも変わらない『本質』を忘れないなかにも、新しく変化を取り入れていく」世界観を表しています。
この言葉のように、弊社は、守るべきものは守りながらも、時流に合った商品をお届けすることで、お客さまにこれからも貢献し続けてまいります。まっすぐに、柔軟に、歩み続ける尾関の次の100年にどうぞご期待ください。
経営理念
顧客との絆
- 存在価値のある商社として、質の高い商品、サービスを提供し、化学業界、電子業界はもとより、広く産業の発展に寄与します。
- 適正な価格を維持するため、常に売上原価、経費を引き下げる努力をします。
- 顧客の要望に応えるべく、新技術、新商品の開発研究を積極的に展開し、新たな市場を創り出します。
- 顧客からの注文には、迅速、正確に対応します。
社員との絆
- 社員一人一人を尊重し、安心して働くことができる環境作りをします。
- 社員の提案、発想が自由にできる職場を作ります。
- 能力のある人には、さらなる能力開発、昇進の機会を与え、公正かつ適切な評価を行います。
社会との絆
- 社会の一員として、「環境との調和」、「環境への配慮」をモットーに製品の企画、販売を通じて、社会・経済の発展に寄与します。
- 環境と資源の保護に努め、健全な地球環境の保全に貢献します。
- 新たな考え、新しい市場開発に着手し、健全な利益を生み出す努力をします。