木造住宅用制震システム「TRCダンパー」

TRCダンパーは特殊粘弾性ゴムの、運動エネルギーを熱エネルギーに変換する性質を利用しています。
特殊粘弾性ゴムは瞬時にエネルギー変換が起こるため、中小地震から大地震まで高い性能を発揮します。

特殊粘弾性ゴムは時間経過による特性の変化が少ないため、メンテナンスしなくても優れた効果を持続的に発揮することができます。

実物大の住宅を用いた実大実験を行い、耐震等級3相当の耐震住宅とTRCダンパーを設置した制震住宅に異なる2つの地震波を入力しました。
震度6強相当・繰り返しの地震の両方で、水平変位を1/2まで低減。
また、繰り返しの地震では3回目での釘抜け本数が耐震住宅の1/10程度という結果に。
TRCダンパーを設置した制震住宅が耐震住宅と比べて「繰り返しの地震」に強いことを実証しました。

2016年4月に発生した熊本地震は、3日間のうちに震度6弱以上の地震を7度も記録するという前例のない地震でした。
1回目の地震に耐えることはできても、繰り返し発生した地震の影響で倒壊する住宅が目立ち、その対象は新耐震基準と呼ばれる最新のルールで建てられた住宅にもおよびました。

地震は1度来たら終わりではありません。
今後も熊本地震のような繰り返しの地震が発生した際、どのようにして大切な住まいを守ることができるのでしょうか。
その答えのひとつが「繰り返しの地震に強い」TRCダンパーにあります。

新築時は壁量へのカウント、リフォーム時は補助金対象に。
TRCダンパーは新築・リフォーム両方で公的認定を取得している数少ない製品です。