プレーナートランス・プレーナーインダクタ
特徴

- 使用環境・取り付け・回路条件などの情報を開示いただくことで、最適設計による小型化が可能です。
- 内部プレート間の結合性の改善により、リーケージインダクタンスの最小化を実現しました。
- 従来型トランスにくらべて放熱性能が向上します。仕様によりますが、実績として約40%の改善事例があります。
- トランス・インダクタの発熱を放熱シート~アルミケースを介して筐体へ放熱する設計が可能なため、とくに空冷・水冷方式の電源回路に最適です。
- 容量は1~36kW、二次側の出力電流は1,500Aまでの実績があります。
- 試作の際は3Dプリンターや切削部品などの活用により、基本的に金型費用は不要です。
用途
二次側の出力電流が大きい製品、高圧トランスなどの電源容量が大きい製品
携帯電話基地局、サーバー用電源、大型産業機器、電気自動車用急速充電スタンド、溶接機、半導体製造装置など
構造
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分解構造図 | 左の断面図 | 断面図補足 |
プレーナートランスと従来型トランスの違い

放熱構造のプレーナートランス
プレーナートランスは従来型トランスとは構造が大きく異なります。
従来型トランスはコアの形状にあわせたボビンに丸線を巻いた構造を持ちますが、プレーナートランスは低背コアと薄い平角線・銅板で構成されています。この構造により二次巻線の表面積が大きくなり、従来型トランスに比べてトランス全体の厚みや大きさを抑えることが可能なため、低背ユニットへの使用に適しています。
さらにコア上下に放熱シートとアルミケースを追加することで、放熱構造にすることができます。
※「放熱構造のプレーナートランス」写真参照
実績例
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![]() プレーナートランス(容量:2.5kW) |
![]() プレーナートランス(容量:3kW) |
![]() プレーナートランス(容量:5kW) |
![]() プレーナートランス(容量:10kW) |
![]() プレーナートランス(容量:21kW) |
![]() プレーナートランス(容量:36kW) |
![]() プレーナーインダクタ(150A) |
![]() プレーナーインダクタ(300A) |