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カラーコンクリート採用事例:八事交番

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カラーコンクリート採用事例:八事交番

八事交番

  • 竣工:2011年9月
  • 設計監理:株式会社三菱地所設計
  • 使用色:バイフェロックス黒330G
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創建300年を迎えた「八事山興正寺」の境内整備の一環として、伽藍整備に先立ち行われた境内の歩車道線を整理する立体駐車場と、参道脇に建っていた交番の建替計画です。

立体駐車場は外装にエキスパンドメタルを市松格子状に取り付けた設計になっています。
これに隣接する交番は外装に黒色顔料を練り込んだコンクリートを採用し、さらに化粧型枠で表面に施した凹凸の陰影で作り出される市松模様によって、立体駐車場の外観との一体感が生まれています。この市松模様が地域の歴史を継承するような趣きを醸し出し、お寺の黒い瓦屋根や周囲の緑深い環境と調和して、豊かな景観を作り上げています。
このようにコンクリート表面を塗装仕上げせず、カラーコンクリートを採用することによって素材そのものに独特の色を持たせているため塗装のイニシャルコストを削減でき、ランニングコストも抑えることができました。なによりも、10年、15年と時を経ることで得られる深みのある色彩により、永く愛され、ゆっくりと周囲に溶け込んでいくことが期待されます。
こうした取り組みが評価され、2012年に受賞したグッドデザイン賞のほかに、周辺環境との調和や美観形成の観点から「環境色彩の優れた事例」として、『公共の色彩賞』(第25回:2011年選定)なども受賞しています。

八事交番と同様に、カラーコンクリートの表面に凹凸で市松模様を施したサンプルは2019年3月に東京ビッグサイトで開催された「建築・建材展」での展示でも、来訪者の方に高い評価をいただきました。

尾関はカラーコンクリートに最適なランクセス社の無機顔料を販売していますが、このようにカラーコンクリート×化粧型枠でさらに意匠性を高めた仕上げについてもご相談を承ります。

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