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尾関のお役立ち情報

「殺菌」・「除菌」・「抗菌」の違い

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「殺菌」・「除菌」・「抗菌」の違い
日本国内での新型コロナウイルスの感染者確認から、すでに半年以上が経過しました。この間、緊急事態宣言が出されるなど感染拡大に向けてのさまざまな対策が取られ、弊社では緊急事態宣言解除後もテレワーク(在宅勤務)・交代出勤を継続し、感染拡大防止に取り組んでいます。
こうした「新しい生活様式」が取り入れられる中で「殺菌」・「除菌」・「抗菌」という言葉をよく耳にされていると思いますが、皆さまはこの意味の違いをご存知でしょうか?

  • 「殺菌」は「菌を殺す・死滅させる」という意味です。

医薬品医療機器等法(旧・薬事法)に基づいて表示が規制されており、消毒薬などの「医薬品」や、薬用石けんなどの「医薬部外品」でのみ使用できます。

  • 「除菌」は「増殖可能な菌を対象物から有効数減少させる」という意味です。

洗剤・石けん公正取引協議会において台所用洗剤のスポンジ除菌と住居用洗剤、洗濯用洗剤の除菌表記の基準が設定されており、このような「雑貨品」の表示に使われています。

  • 「抗菌」は「菌の増殖を抑制、あるいは阻害する」という意味です。

表面の細菌を増殖させないように加工されている製品を「抗菌加工製品」といい、まな板や手袋などの日用品、エアコンフィルターや空気清浄機などの家電製品、壁紙や便器などの住宅建材の表示などに見られます。
JIS(日本工業規格)では加工されていない製品の表面と比較し、細菌の増殖割合が100分の1以下(抗菌活性値2以上)である場合に抗菌効果があると規定しています。

「抗菌加工製品」には「抗菌剤」が添加されていますが、弊社でも複数メーカーの「抗菌剤」を取り扱っています。「抗菌剤」をお客様が使用しやすいように、MB(マスターバッチ)やペーストタイプの分散体など加工しやすい条件で供給することにも取り組み始めており、生活に関連する樹脂製品への添加用途で、最近とくに多くの引き合いをいただいています。

製品の表面に存在する菌を長時間増殖させないために、「抗菌剤」を添加することでこの機能を付与することができます。
貴社で取り扱いされている製品にも、「抗菌」という機能を付与させてみてはいかがでしょうか。
ご興味のある方は下記お問い合わせフォームよりご連絡願います。
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