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尾関のお役立ち情報

カラーコンクリートのある風景:第4回・山の景観

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カラーコンクリートのある風景:第4回・山の景観
コンクリートに無機顔料を直接練り込んで着色した「カラーコンクリート」は周辺の風景に溶け込んだ『景観性』をつくり、またコンクリートの機能はそのままに『デザイン性』を表現できます。
専門誌「土木技術」2020年11月号特集:「いろと土木」に掲載された記事をもとに、テーマに応じた事例を挙げながら、全5回にわたって「カラーコンクリート」をご紹介します。

第4回・山の景観

2005年6月に施行された景観法によって景観デザインの概念が広まり、それに合わせて国・地方自治体で「景観形成ガイドライン」が策定されています。日本には数多くの国立公園や国定公園、さらに県立自然公園があり、特に山間部ではコンクリートが露出する割合が大きくなります。自然の景観とどのように調和をとっていくのかが大きな課題となっています。

最近では豊かな自然が広がる火山エリアの国立公園内で、たびたび発生する雪崩や土石流を安全な方向に流下させる導流堤工事において、こげ茶色の無機顔料「バイフェロックス」を混ぜ込んだ「カラーコンクリート」のブロック製品が富士山の自然景観に調和するように施工された事例があります。

大型ブロック積 導流堤工事:富士スバルライン(山梨県) 掲載協力:共和コンクリート工業株式会社

他にも治山工事では、周辺の火山れきなどの色に合わせてこげ茶色の大型擁壁ブロック製品が採用になっています。さらにそのブロック設置には機械による無人化施工が導入されています。


擁壁ブロック「ビーハイブ」:治山事業(群馬県) 掲載協力:技研興業株式会社

法面工事では古くから黒色やこげ茶色の無機顔料でコンクリートを着色する工法が取り入れられてきましたが、そこでも無機顔料「バイフェロックス」が活躍しています。



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