大型フェライトコア
特徴
近年のパワー半導体の進化によってスイッチング周波数が上昇しており、フェライトコアのニーズが高まっています。
弊社では大型大電流高周波トランス・リアクトル用コア、非接触給電用板状コアなどを取り扱っています。
高周波トランス・リアクトル用コア

非接触給電用板状コア

材質・形状
- Mn-Zn系をメインに、それぞれの市場ニーズに応じた特性を持つ材質を取り揃えています。
- UU、EI、EE、EER、PQ、トロイダルコア、ブロックコアなど各種形状を取り揃えています。他社相当品、各種カスタム対応も可能です。
製造技術
金型レスで試作可能

- 金型なしでカスタム形状のフェライトコアを提供します。これにより金型代が不要なため、開発コストを削減できます。
- 独自の成形体加工システムの開発により、幅広い形状対応と再現性のある高品質な製品提供が可能です。
一体成型工法

原料の粉末技術・成型技術・焼成技術の革新により、一体成型化を可能としました。
特許工法:業界最大
接着工法

接着工法が必須な形状における特殊接着剤の開発と表面樹脂コーティング技術の拡充によって、量産体制を確立しました。
大型ブロックコア成型工法
大型ブロックコアの標準金型をご用意しています。厚みは下表Cの寸法可能範囲で調整可能です。
最大可能寸法

A [mm] |
B [mm] |
C [mm] |
C 寸法可能範囲 [mm] |
|
①金型品 (最大) |
450 | 80 | 20 | 10~40 |
②金型品 | 150 | 150 | 20 | 10~30 |
③金型品 | 95 | 95 | 5 | 2~25 |
④金型品 | 50 | 50 | 5 | 0.8~40 |
ラインナップ
特徴から選ぶ

市場から選ぶ
産業機器市場
市場ニーズ
ハイパワーリアクトルの市場はパワー半導体の進歩により高周波化が可能となり、ダストコアを中心としたメタル系圧粉磁芯からフェライトコアに変化しています。
形状
EI、EE、PQコアが主流ですが、コイル仕様に合わせたカスタム形状についても対応可能です。
推奨材質
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車載関連市場
市場ニーズ
GaN半導体デバイスの発展とともに、電源のさらなる小型化・高効率化に向け、MHz帯高周波駆動が可能な電源開発が進められています。
一方、使用される磁心材料に対しても高周波低損失の材料が必要とされています。
形状
ELP、PQコアが主流ですが、コイル仕様に合わせたカスタム形状についても対応可能です。
推奨材質
非接触給電市場
市場ニーズ
非接触給電は新技術「電磁共鳴方式」の実用化に伴い、それまでの電動歯ブラシなどの小容量から、自動搬送装置(AGV:Automatic Guided Vehicle)、電気自動車(EV:Electric Vehicle)へと用途を拡大しています。
この技術にはフェライトコアは必須となり、用途拡大・大容量化に伴い大型化への要求とともに、広温度範囲において低損失・高磁束密度の材料が求められています。
形状
現在は比較的小型のフェライトコアを用いた接着工法が主流ですが、大容量化に伴う発熱対策と工数削減の観点から大型化が進んでいます。
大型の板状ブロックコアを多数取り揃えているため、高周波損失の低減を目的とした材質の提案も可能です。
コイル仕様に合わせたカスタム形状も対応可能です。
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完成品寸法 W450×H420 |
方法1 F450-70×6pcs |
方法2 F225-140×6pcs |
方法3 F150-140×9pcs |
推奨材質
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より高い周波数で使用の場合、Ni-Znフェライトを提供することが可能です。

- 動作周波数:最大1MHz
- 使用温度環境:-40~120℃
- フェライトコアの厚み調整で、さまざまな容量に対応可能です。
- 各種カスタム形状、ブロックコアの切削・接着も対応可能です。
- フェライトコア+送電コイル・受電コイルとしての提供も可能です。