ダストコア(合金)
特徴

- 合金系のダストコアを供給いたします。高周波リアクトル用のブロックコア、U型コアなどさまざまな形状に対応いたします。
- トロイダル形状の鉄心は鉄心単品での販売ではなく、自社設計の低損失チョークコイルとして供給いたします。
合金系ダストコアの構造
磁性材料粉末を絶縁、プレスして鉄心を制作します。
鉄損の原因の一つである渦電流は、粒径範囲内に留まります。 板状材料の場合は板厚を薄くすることで渦電流を抑制しますが、ダストコアは粒径サイズのコントロールと絶縁皮膜処理によって、渦電流とヒステリシス損失の総計が最小値をとるように設計・製造されています。

材料別特性
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鉄心材料 | 記号 | 組成 | DCバイアス特性 at 100Oe [%] |
鉄損 50kHz,0.1Tesla [W/cm³] |
飽和磁束密度 [Tesla] |
キュリー温度 [℃] |
Fe-Al-Siダスト | KS | Fe-Al-Si | 50 | 280 | 1.05 | 600 |
Fe-Siダスト | KSF | Fe-Si | 75 | 600 | 1.6 | 700 |
ナノ結晶ダスト | ‐ | Fe-Si-B-Cu-Nb | 65 | 250 | 1.4 | 600 |
MPP(参考) | ‐ | Fe-Ni-Mo | 57 | 200 | 0.75 | 400 |
ハイフラックス(参考) | ‐ | Fe-Ni | 80 | 250 | 1.5 | 500 |

